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エレベーター用語集

「2:1ローピング」two to one roping

エレベーターのローピングの一種で、駆動綱車から下がってきたロープを、かごわく又はつり合おもりわくに連結せず、それらに設けられれたつり車にかけて再び立上げ、そのロープ端を機械室のマシンビーム等に引留める方式。 この方式は、ロープ速度とかご又はつり合おもりの速度の比が2:1であることから、2:1ローピングと呼ばれる。 この方式は、構造が複雑で1:1ローピングに比べて、約2倍の長さのロープを必要とするなどの不利な点はあるが、巻上機の回転数は2倍に、荷重は半分に減らすことができ、巻上機の小型軽量化に効果がある。 このため、超高速を除く高速エレベーターや積載荷重の大きいエレベーターに用いられることが多い。